たった一枚だけある曾祖父の写真の胸を飾っている勲章の現物がこれだと思うと、俺はやや興奮気味。しかし、そんな俺を見て祖母が一言。「そんなおもちゃみたいなもん、一銭の価値にもなりゃしない。捨てちまえばいいのに」