姉が母の計画を壊してまで離婚を推し進めたのは、「父が数年以内に倒れる兆しがあったから」だという。遺産話のすぐあとから姉は頻繁に「あの人定年まで働くなんて無理」とこぼしていた。母も私も父との接触は少なかったが、特に変わったところは無かった。