「嫁ちゃん、ごめんな、俺はもう気持ちが続かんよ。もういいよ。お互い自由になろう。俺はもう無理だよ」いつもは冗談ばかりでお調子者っぽい兄が別人のように見えた。キャーとかキーみたいな声で兄嫁が絶叫してて、その目の前の兄は正座で淡々としてた。